測温抵抗体

 
  • Q1:シース測温抵抗体の素子は先端からどのくらいの位置にありますか?
  • A1:素子の位置は先端から約15mmです。素子の長さも約15mmですので、先端から30mmまでが素子と理解ください。 
  • Q2:JPtとPtの違いは何ですか?
  • A2:JPt100は旧規格であり、日本で使用されていた規格です。抵抗値表は「JIS C1604-1989」。Pt100はJIS規格であり、全世界共通の国際規格でもあります。抵抗値表は「JIS C1604-1997」 
  • Q3:リード線が3本です。どの線がAかBか教えてください。
  • A3:リード線で赤い被覆(赤チップ)になっているのがAです。他の2本は主に白色が多いですが、どちらもBです。 
  • Q4:シース測温抵抗体φ4.8mmと水中投入形測温抵抗体R900との応答速度を教えてください。 
  • A4:シース測温抵抗体φ4.8mmの場合、室温から100℃沸騰水中での応答性は63.2%で3秒です。 90%応答で7秒です。R900の室温から100℃沸騰水中での応答性は90%応答で50秒です。 
  • Q5:表面温度センサR060-31の保護等級はいくつですか?
  • A5:IP規格はボックスに対する規格なので、このセンサは保護等級の対象外です。なお、R060-31の耐水性はありません。 
  • Q6:表面温度センサR060シリーズは 3線式とのことですが、これの4線式は製作可能ですか?
  • A6:R060の4線式は特殊対応で製作可能です。 
  • Q7:表面温度センサR060-36の表面が膨らんでいる方とフラット部は、どちらを貼り付ければよいですか?
  • A7:どちらでも測定可能です。 
  • Q8:一般室内用測温抵抗体R030は-30~100℃で測定可能ですが、冷蔵庫の温度は測定できますか?
  • A8:内部がシリコンでモールドされており、防滴タイプとしてご使用可能です。 
  • Q9:一般室内用測温抵抗体R030-3のリードの取り回しを、背面からに変更したいのですが、対応できますか?
  • A9:背面出しの特殊仕様が有り、対応可能です。 
  • Q10:水中投入形抵抗体で、ツェナバリアを使用して本質安全防爆にしたいが、可能ですか?
  • A10:本質安全防爆はシース抵抗体とツェナバリアの組合せで認定を取っています。水中投入形は、シース抵抗体ではないので本質安全防爆にはできません。
  • Q11:精度よく制御したいので、Pt1000Ωの抵抗体が製作できますか?
  • A11:一般形測温抵抗体で製作可能です。 
  • Q12:表面温度センサR060の応答性について、教えてください。
  • A12:参考データですが、R060-31で、室温から100℃水中の条件で、63.2%応答で4.4秒、 90%応答で9.4秒です。 
  • Q13:測温抵抗体にニップルを固定する場合、銀ろう付けですか?
  • A13:1.6φ以下は銀ろう付け、3.2φ以上はアーク溶接になります。 
  • Q14:測温抵抗体R005の端子と、対地間の絶縁抵抗を測定していますが、何か規格はありますか?
  • A14:JIS C 1604に規定があり、試験電圧は10~100VDCで100MΩ以上です。 
  • Q15:極低温測温抵抗体R800-6ですが、取説に規定電流:2mA DC(指定で1mA DC可)と記載がありますが、1mAの計器で使用しても問題ないですか?
  • A15:問題有りません。電流値が低いほど自己加熱が小さいので、より正確に測定できます。当社のDBの4線式入力も1mAです。