ロビボンド色差(カラー)計測

 

●測定対象;ロビボンド色差(カラー)計測
●測定対象;Y=0.1~99.9(薄黄~濃黄)、R=0.1~99.9(薄赤~濃赤)
●計測のメリット;食品油脂類や化学プラントでの化成品、石油製品、その他の多くの市場で使用されている表色系であるロビボンド色差(カラー)を行います。
通常、ロビボンド色差計測は、測定サンプル液を専用のガラスセルに入れ装置にセットし、専用のカラーフィルターとサンプル試料の色を目視で比較し、見た目で同色となるよう、黄色Yや赤色Rのフィルターをそれぞれ手動で切替えて色を計測します。
弊社ロビボンド測定においては、使用される色の範囲のすべてのフィルターの組合せデータをデータベース化し、フィルタ計測データと人の色を感じる特性を一致させることでロビボンド色の計測化を実現させています。
実際に、上記YRフィルター特性グラフを見ると、フィルターの切替ごとに計測データが大きく変動し、不連続特性となっています。 これは各フィルター単体、及びその組合せ枚数により光の透過率が変動してしまう為に起こります。 しかし、一方、人の目で計測した場合、人の目は自動で明るさを補正する機能が働くため、違和感なく(不連続とは感じず)計測しています。 従ってこのままでは大きな測定誤差を生じてしまうため、その対策として、光の透過率(明るさ)の変動を、特殊演算アルゴリズムを用いて大幅に軽減させ、ロビボンドカラー計測が行なえるようになりました。
これにより、従来の人による個人差、非安定性が無くなり、安定した色差品質管理、省力化が可能となります。