安全・安心② 電源投入時の動作

 
当社調節計は、電源投入時動作を選択可能にすることで、
お客様の設備としての安全設計に最大限配慮しております。

停電が起きた後、しばらくして、電気が復旧したときの調節計の動きを考える

もし、今地震が起きて停電になった場合、「温度調節計」という観点では、どのようなことに気を付ければ良いでしょうか?
ここでは、一つの方法として「電源投入時の動作」を設定してみましょう。





「電源投入時の動作」の概要

「電源投入時の動作」が① RESET のとき、② CONTINUE のときの違いを示します。






「電源投入時の動作」を、A. 加熱系とB. 冷却系の2 つのケースで考えてみる

A. 加熱系のとき
電気炉のような加熱系では、地震により扉が開リスクやその後、火災が起きるリスクを考えて、運転をとりやめるRESET が好ましいでしょう。
  B. 冷却系のとき
冷蔵庫のような冷却系では、保存している物の品質を保つため、早急な復旧が望まれます。この場合、運転を続けるCONTINUE の方が好ましいでしょう。
この「電源投入時の動作」の設定をご活用いただき、天災による被害を最小限に抑えられます。
(ここに示したものは考え方の一例であり、お客様のご判断により最適な設定値をご検討の上、設定してください。)
機種による名称の違い
DB2000 「電源投入時動作」 READY / CONTINUE
DB600  「 電源ON 時動作」READY / CONTINUE
DP1000G「復電時動作」 RESET / CONTINUE
「電源投入時の動作」が設定可能な機種
DB600 , DB2000 , KP2000 , DP1000G , DP2000G
「電源投入時の動作」が固定の機種
DB1000 , KP1000 , LTA シリーズ : CONTINUE



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