KT-F311Hは、最大1250℃まで対応する熱電対比較校正装置です。
半導体プロセスや航空・宇宙産業など、高精度な温度管理が求められる分野で活躍します。
3ゾーン分割制御により炉内の温度分布を均一に保ち、長時間にわたる安定性を実現。
さらに、標準R熱電対C800-35や専用測定ユニット(別売)と組み合わせることで、
トレーサブルな校正システムを構築できます。
形式 | 校正温度範囲 |
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KT-F311H-□ | 300~1250℃ |
形式 | KT-F311H-D | KT-F311H-K |
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校正温度範囲 | 300~1250℃ | |
校正本数 | 3~10本/回(ただし熱電対の外径による) | |
炉体 | 横形管状炉 | |
温度調節計 | デジタル調節計 DB2000 | プログラム調節計 KP2000 |
昇温時間 | 常温→1250℃ 約3時間(ただし炉心管内無負荷) | |
温度分布 | 炉芯管内中央部300mmにて5℃p-p | |
温度安定性 | 0.2℃p-p/5min(ただし炉心管内中央にて炉温安定時) | |
電源電圧 | 200V AC, 5.4kVA | |
質量 | 約300kg |
その他の仕様はカタログをご覧ください。
一般的な熱電対の校正を目的とした温度校正システムの構成例です。
基準温度センサと被校正センサを横形比較校正炉内で同一温度に保持し、それぞれの指示値を比較します。
センサからの信号は高精度温度変換器で処理され、デジタル温度データとしてパソコンへ送信。
温度校正用ソフトウェアにより、自動的にデータ収録から各センサの成績書出力まで行うことが可能です。
さらに外部データ収録機器を組み合わせることで、
炉内温度やヒータの電圧・電流値といった装置の運転情報を記録し、より詳細な管理や解析にも対応できます。
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