よくある質問(FAQ)

通信ユニットを使用することで、JWシリーズ サイリスタレギュレータに対して具体的にどのような操作や設定が可能になりますか?

通信ユニット(設定通信ユニット)を介して上位機器(PC、PLCなど)と接続することで、JWシリーズ サイリスタレギュレータの遠隔からの監視、制御、詳細なパラメータ設定が可能になります。

特に、お客様がご指摘された高度な制御設定を含め、以下の操作が可能です。

  1. 各種パラメータの遠隔設定(書き込み):
    • 勾配(Slope)設定:入力に対する出力特性の傾きを0%から100%の範囲で設定できます。
    • エレベーション(Elevation)設定:出力にバイアス(ベース電力)を加え、入力0%時の出力値を0%から100%の範囲で設定できます。
    • 手動出力値(マニュアル設定値):手動運転時の出力値を0.0%から100.0%の範囲で設定できます。
    • 電流制限値:負荷電流の上限値を0%から100%の範囲で設定し、過電流を防止できます。
    • ソフトスタート時間:出力が0%から100%に達するまでの時間を約1.0秒から20.0秒の間で設定できます。
  2. 制御方式・フィードバック方式の切替(書き込み):
    • 制御方式(位相制御/分周制御)の切替:位相制御とノイズの少ない分周制御を切り替え可能です。
    • フィードバック方式の選択:電圧、電流、電力、またはフィードバックなし(OFF)を切り替え可能です。
  3. 運転状態の制御(書き込み):
    • 運転/停止:遠隔から運転状態(RUN/STOP)を切り替え可能です。
    • 自動/手動出力:制御入力信号に基づく自動出力(AUTO)と、手動設定値に基づく手動出力(MANU)を切り替え可能です。
  4. 運転・負荷状態の集中監視(読み出し):
    • 測定値の取得:負荷電圧、負荷電流、電力値、負荷抵抗値、初期抵抗値などのアナログデータをリアルタイムで読み出せます。
    • 警報ステータスの取得:過電流警報、ヒータ断線警報、サイリスタ素子異常、速断ヒューズ溶断、欠相警報、相順異常など、各種警報の発生状態を読み出せます。

温度管理でお困りのことがございましたら、
お気軽にご相談ください

Membership
チノーWeb会員のご案内

チノーWeb会員にご登録頂きますと、製品の取扱説明書がご覧いただけます。
ご希望によりチノーの商品の最新情報をメールでお送りしています。

ダウンロードには会員ログインが必要です。