通信ユニット(設定通信ユニット)を介して上位機器(PC、PLCなど)と接続することで、JWシリーズ サイリスタレギュレータの遠隔からの監視、制御、詳細なパラメータ設定が可能になります。
特に、お客様がご指摘された高度な制御設定を含め、以下の操作が可能です。
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各種パラメータの遠隔設定(書き込み):
- 勾配(Slope)設定:入力に対する出力特性の傾きを0%から100%の範囲で設定できます。
- エレベーション(Elevation)設定:出力にバイアス(ベース電力)を加え、入力0%時の出力値を0%から100%の範囲で設定できます。
- 手動出力値(マニュアル設定値):手動運転時の出力値を0.0%から100.0%の範囲で設定できます。
- 電流制限値:負荷電流の上限値を0%から100%の範囲で設定し、過電流を防止できます。
- ソフトスタート時間:出力が0%から100%に達するまでの時間を約1.0秒から20.0秒の間で設定できます。
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制御方式・フィードバック方式の切替(書き込み):
- 制御方式(位相制御/分周制御)の切替:位相制御とノイズの少ない分周制御を切り替え可能です。
- フィードバック方式の選択:電圧、電流、電力、またはフィードバックなし(OFF)を切り替え可能です。
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運転状態の制御(書き込み):
- 運転/停止:遠隔から運転状態(RUN/STOP)を切り替え可能です。
- 自動/手動出力:制御入力信号に基づく自動出力(AUTO)と、手動設定値に基づく手動出力(MANU)を切り替え可能です。
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運転・負荷状態の集中監視(読み出し):
- 測定値の取得:負荷電圧、負荷電流、電力値、負荷抵抗値、初期抵抗値などのアナログデータをリアルタイムで読み出せます。
- 警報ステータスの取得:過電流警報、ヒータ断線警報、サイリスタ素子異常、速断ヒューズ溶断、欠相警報、相順異常など、各種警報の発生状態を読み出せます。