温調計の更新で、現場が気にするのは「交換しやすさ」と「使いやすさ」です。
温調計の選定では、単に機能が多いだけでは不十分です。 既設盤に収まるか、作業者が見やすいか、設定や保守がしやすいかが重要になります。
LT23Bで解決できること
LT23Aから更新しやすい
LT23Bは、従来モデルLT23Aとの互換性を意識した48×48mmサイズの小形調節計です。 端子配列もLT23Aと同じとされており、既設設備からの置き換えを進めやすい構成です。
さらに、ローダソフトを使用することでLT23Aからの設定移植にも対応。 既存盤を活かしながら、温調計の更新と機能強化を図れます。
現場で見やすく、操作しやすい
測定値PVは15.4mmの高輝度白色表示。 48角サイズでありながら、現場での視認性を確保しやすい設計です。
設定項目の表示レベルは、多機能設定・標準設定・簡単設定から選択可能。 また、FUNCキーによく使う機能を割り当てることで、現場での操作性を高めます。
PLC・PC連携で設定と保守を効率化
RS-485付き仕様では、PLCリンク通信に対応。 PLC内部データをLT23Bへ書き込んだり、LT23BのデータをPLCへ書き込んだりできます。
専用ローダソフトを使用すれば、PCからパラメータの読み書きや制御状態のモニタリングが可能。 複数台の設定や保守作業を効率化できます。
小形ながら、現場で使いやすい機能を搭載
高性能形PID
ハンチングの早期収束と整定時間短縮を支援します。
50msサンプリング
50、100、300、500msから入力サンプリング周期を選択できます。
2系統調節出力
オプションにより、加熱冷却制御にも対応できます。
豊富な測定入力
熱電対、測温抵抗体、直流電圧/電流に対応します。
イベント出力
アラーム、ヒータ断線、過電流、ヒータ短絡などに対応します。
前面IP66
盤面設置時の前面保護に対応しています。
LT23Bの注意点も確認しておきましょう
LT23Bは現場更新に使いやすい温調計ですが、用途によっては事前確認が必要です。
1. Ethernet系通信には直接対応していません
通信はRS-485、Modbus、PLCリンク通信を前提とした構成です。 Ethernetやクラウド連携が必要な場合は、PLCや通信変換器を含めた構成をご確認ください。
2. PC設定には専用ローダケーブルが必要です
ローダソフトを使用する場合は、専用USBローダケーブルが必要です。 複数台導入や保守用途では、あわせて準備しておくと安心です。
3. 入力仕様は型式選定が必要です
熱電対、測温抵抗体、直流電圧/電流は、用途に応じて型式を選定します。 既設置き換えや予備品管理では、現在の入力仕様を確認しておくことが重要です。
このような現場に向いています
既設LT23Aの更新
盤加工や配線変更を抑えながら、温調計を更新したい設備に適しています。
小型加熱装置
高性能形PIDと50msサンプリングにより、温度制御の安定化を支援します。
包装機・成形機
ヒータ制御やシール温度制御など、複数ゾーンの温度管理に活用できます。
試験装置・評価設備
PCからの設定やモニタリングにより、立ち上げや調整作業を効率化できます。
加熱冷却制御
オプションの2系統調節出力により、加熱と冷却を組み合わせた制御に対応できます。
PLC連携する小中規模装置
RS-485付き仕様でPLCリンク通信に対応し、装置制御盤に組み込みやすい構成です。