株式会社チノー 機器開発センター 竣工

 
「快適」・「省エネルギー」・「環境」に配慮した設計を採用
開発・生産技術・品質保証部門を集約し、三位一体の機器開発を推進


計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:苅谷嵩夫)は、藤岡事業所(群馬県藤岡市)に新社屋を8月20日に竣工しました。新社屋は、高効率の空調システムをはじめ環境に配慮した設計を特長としています。また機器開発センターは、開発、生産技術、品質保証部門を集約することで、クオリティの高い効率的な機器開発を目指しています。

新社屋の建設は、昨年6月に開設50周年を迎えた藤岡事業所のリニューアル計画として進めていた事業で、地上3階・延べ床面積2544m(771坪)の建物には、機器開発部門、生産技術部門、品質保証部門の他、情報システム部門、管理部門、社員食堂が入る予定となっています。
この機器開発センターは、40kWhの太陽光発電設備の設置、地中熱の活用に加えてオゾン層破壊物質を使用しないデシカント空調と全館LED照明の採用、および光触媒塗装により、「快適」・「省エネルギー」・「環境」に配慮した建物になっています。その他にも、災害発生時の天井落下防止対策の強化やゲリラ豪雨対策、防火水槽の設置、ガラスの飛散防止対策、AEDの設置など「安心」・「安全」にも配慮した設計になっています。

また、藤岡事業所では主に記録計や調節計、燃料電池評価試験装置などを開発・製造していますが、開発と生産、品質保証の各部門を集約した三位一体の開発体制により、今後チノーの機器開発をグローバルに展開していく推進拠点としての役割を担っていきます。

機器開発センターの概要

名称 機器開発センター
建物立地 群馬県藤岡市森1
延床面積 2,544.14m(771坪)
工期 2014年3月着工、2014年8月竣工
新社屋の特長 ①快適・省エネルギー・環境
・太陽光発電設備の設置(40kWh)
・デシカント空調の採用
・地中熱の活用
・浸透性のアスファルト舗装
・ブラインドの採用
(フッ素コート遮熱仕様と遮光仕様を併用)
・Low-eガラスの採用
・全館LED照明の採用
・岩面吸音盤の採用
・光触媒塗装の採用(壁面及びガラス)
・トイレの洗浄水
・防音扉・防音壁(応接室・会議室)
②安全・安心
・担架の設置(1・3階)
・消火器の収納
・天井落下防止対策の強化
・ゲリラ豪雨対策
・防火水槽の設置(40t)
・AEDの設置
・地震速報の放送
・飛散防止フィルム(階段)
※デシカント空調・・・従来の圧縮機を用いた空調と異なり、乾燥剤を用いた空調。フロンなどのオゾン層破壊物質を使用せず、騒音や振動、消費電力が少なく、除塵性、殺菌性に優れているのが特長。