クリンカ温度高精度計測システムを発売

 

2020年12月21日

 計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、セメント産業向けに放射温度計を利用したセメントキルン専用の「クリンカ温度高精度計測システム」を発売します。

 セメント産業における製造プロセスでは、ロータリキルン内で原料を焼成して得られるクリンカの焼成温度の管理が重要ですが、クリンカの微粒子による炉内のダストによる光路障害の影響で安定した温度計測が困難となっています。
 この度、三菱マテリアル株式会社殿が開発した新アルゴリズム(ダストキャンセル法)を採用し、ダスト環境下で非接触連続的に高精度の温度計測が可能なセメントキルン専用装置として「クリンカ温度高精度計測システム」を発売いたします。
 本システムを用いてクリンカの焼成温度を制御することで熱エネルギーの過剰な消費を削減することができます。


主な特長

  • 放射温度計IR-CZシリーズをベースにした高精度・長期安定性の計測システム
  • 現場試験に基づき実証評価された「ダストキャンセル法(DC法)」を採用
  • ロータリキルンの焼成温度制御の最適化による省エネルギー化を実現


用途

  • セメントキルンのクリンカ温度測定用


価格

クリンカ温度高精度計測システム         7,550,000円~(税別)