測定対象をリアルタイムで見える化できるビデオスコープ付き放射温度計IR-CZシリーズを追加発売

 

2021年6月22日

 計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、放射温度計の高性能タイプIR-CZシリーズに可視画像カメラとレーザ投光機能を搭載し、測定対象物の温度を計測しながら赤熱状態を映像で監視できる「ビデオスコープ」オプションを発売しました。

 これまで放射温度計で測定対象物の視定を行う場合、直視ファインダまたはレーザ投光機能のいずれかを使用していましたが、ビデオスコープとレーザ投光機能を併用することで狭い場所、暗い場所、対象物が小さい場合など視定が困難な条件下において確実な測定視野の確保とともに赤熱部の状態を外部モニタ(別売)でリアルタイムに監視することができるため、先端素材の研究開発から生産現場での品質管理など高度な温度計測のニーズにお応えします。
 また、ビデオスコープ映像の録画・再生や遠方からのリモート監視システム等への拡張も可能です。


主な特長

ビデオスコープ
  • 検出器の設置スペースが狭く、視定が困難な場合
  • 測定対象物の加熱プロセスの映像や窓材の汚れ確認などのリアルタイム監視および録画・再生による事後の熱解析などが可能
レーザ投光
  • 暗い場所や測定対象物が小さく視定が困難な場合

放射温度計の対応機種

IR-CZシリーズ(本体の基本仕様に機能追加)
IR-CZS(高温用単色形)、IR-CZI(中温用単色形)、IR-CZP(低中温用単色形)
IR-CZH(高温高精度用2色形)、IR-CZQ(高機能2色形)

主な市場

  • 半導体産業、自動車産業など

価格

オプション価格 308,000円(IR-CZシリーズ本体への加算価格、税込み)

目標数

2021年度 100式

放射温度計IR-CZH7NCによる真空炉内のビデオスコープ映像


機器構成