高速・高解像度で温度分布を正確に捉える走査放射温度計 IR-NAシリーズを新発売
2022年1月25日
計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、走査放射温度計「IR-NAシリーズ」を昨年12月3日(金)に発売しました。
主な対象市場は鉄鋼・自動車等で、高付加価値鋼板の生産・加工プロセス等での温度管理に適しています。IoTにも対応しておりWebからの設定・監視やPLCへの直接接続など、最新の製鉄ラインでのご要求にも対応できるインターフェイスを兼ね備えています。
一般的な放射温度計が非接触で点の温度を測定するのに対して、走査放射温度計IR-NAシリーズは4096画素のリニアアレイを搭載し、一軸方向の温度データを取得します。鉄鋼の熱延鋼板や線材、鋼管溶接部など高速移動物体を150Hzの走査速度で幅方向にスキャンすることで、2次元温度分布データとして温度管理を行うことも可能です。
測定温度範囲は600~1400℃で高温の測定対象をターゲットとしており、測定対象の表面状態による温度指示の変化が少ない測定波長を使用し、製品の品質管理向上につなげることができます。
走査角は7°、25°、50°の3種類が用意されているため鋼板の温度分布には広角タイプ、線材などの温度測定には狭角タイプを用途に応じた機種の選択が可能です。
≪構成例≫
主な対象市場は鉄鋼・自動車等で、高付加価値鋼板の生産・加工プロセス等での温度管理に適しています。IoTにも対応しておりWebからの設定・監視やPLCへの直接接続など、最新の製鉄ラインでのご要求にも対応できるインターフェイスを兼ね備えています。
一般的な放射温度計が非接触で点の温度を測定するのに対して、走査放射温度計IR-NAシリーズは4096画素のリニアアレイを搭載し、一軸方向の温度データを取得します。鉄鋼の熱延鋼板や線材、鋼管溶接部など高速移動物体を150Hzの走査速度で幅方向にスキャンすることで、2次元温度分布データとして温度管理を行うことも可能です。
測定温度範囲は600~1400℃で高温の測定対象をターゲットとしており、測定対象の表面状態による温度指示の変化が少ない測定波長を使用し、製品の品質管理向上につなげることができます。
走査角は7°、25°、50°の3種類が用意されているため鋼板の温度分布には広角タイプ、線材などの温度測定には狭角タイプを用途に応じた機種の選択が可能です。
主な特長
- 高解像度
4096画素のリニアアレイを搭載し、微細な温度分布データ取得が可能。 - 高速走査
150Hzの走査速度で移動物体の温度を確実にとらえる。 - IoT対応
高性能CPUを搭載しWebサーバ機能によりインターネットを介して機器の設定や計測データを各種端末からブラウザでリアルタイムにリモート監視が可能。 - レーザ投光3点による簡単位置合わせが可能。
主な仕様
測定範囲 | 600~1400℃ |
---|---|
画素数 | 4096画素(リニアアレイ) |
走査速度 | 80~150Hz(設定変更可能) |
走査角 | 7°、25°、50° |
価格
走査角 | 形式 | 価格(税込み) |
---|---|---|
7° | IR-NAS07N | 4,257,000円 |
25° | IR-NAS25N | 3,553,000円 |
50° | IR-NAS50N | 3,553,000円 |
≪外観≫ | ≪測定データイメージ≫ |
≪構成例≫
①PLC接続 | ②PC接続 |
Modbus/TCPに対応しており各種設定やデータの取得においてPLCとの接続と連携が容易です。 | 専用のPCソフトにより各種設定やデータ表示、解析が可能です。 |