爆発性ガス雰囲気で使用できる温度・湿度センサ 「壁取付形温湿度計(本質安全防爆構造) HN-E8シリーズ」を発売

 

2020年6月29日

 計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、爆発性ガス雰囲気で使用できる温度・湿度センサ「壁取付形温湿度計(本質安全防爆構造)HN-E8シリーズ」を6月30日より発売します。

 化学工場など可燃性ガスまたは可燃性液体の蒸気が存在し、爆発の危険性がある場所において使用される電気機器は、電気機械器具防爆構造に適した機器を使用する必要があります。
 HN-E8シリーズは、公益社団法人産業安全技術協会(TIIS)の検定試験に合格した本質安全防爆構造の温湿度計で、絶縁バリアと組み合わせて工場プラントなど可燃性ガスが存在するか、または存在する恐れがある場所に設置して使用することができます。石油化学関連や製薬関連プラント、精密空調等の防爆区域では静電気対策や品質管理用途などで温度・湿度計測のニーズは増加しており、幅広い分野で使用していただけます。

主な特長

  • 本質安全防爆構造の温度・湿度計:Ex iaⅡC T4 Gaを実現
  • 静電容量式湿度センサで安定した測定を実現
  • 本体の液晶表示部に温度・湿度の測定値を表示
  • センサ一体形とセンサ分離形を用意し用途に合わせて選択可能
  • 絶縁バリアによりA種接地工事が不要

主な仕様

測定範囲:
温度 センサ一体形 -20~60℃ / センサ分離形 -40~60℃
湿度 0~100%rh
センサ:
温度 白金測温抵抗体 Pt100
湿度 高分子静電容量式
出力信号:
4~20mA DC (温度・湿度共に)
電源電圧:
24V DC

型式検定合格番号;第 TC22593X 号



販売目標

2020年度 100台


HN-E8シリーズ


一体形

絶縁バリア

HN-E8シリーズの構成例