放射温度計JCSS校正、国内初の400~2800℃でのサービス開始

 
2018年10月25日

 計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、400~2800℃の放射温度計JCSS校正サービスを11月より開始します。

 従来400~2000℃において放射温度計のJCSS校正サービスを実施してきましたが、このたび製品評価技術基盤機構により認定を受け、校正範囲を2800℃まで拡大しました。2000℃以上でJCSS校正サービスを行う認定事業者は初となります。

 高温熱処理における計測器の管理要求の高度化に伴い、ISO/IEC17025の要求事項を満たす機関での校正ニーズが高まっていますが、JCSS校正でこのニーズに応えることが可能となります。またチノーのJCSS校正証明書は国際相互承認(MRA)にも対応しており、海外主要国で校正結果がそのまま受け入れられるというメリットがあります。宇宙航空機、新素材、自動車産業などの需要に応えサービスの拡大をはかります。


放射温度計JCSS校正サービスの概要

校正対象放射温度計(検出素子Si)
温度範囲比較校正:400~2800℃
定点校正:亜鉛、アルミニウム、銀、銅点
最高測定能力 注)比較校正:2℃(1400℃以下)~6℃(2600℃超)
定点校正:0.4℃
注)最高測定能力とは、実現できる最高の校正の不確かさ。