チャート記録紙の運用を電子化「PDFチャートグラフィックレコーダKR3D00シリーズ」を新発売

 

2018年12月20日

計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男)は、従来のチャート記録紙をPDFファイルとしてメモリーする「PDFチャートグラフィックレコーダ KR3D00シリーズ」を12月21日より新発売します。

当社では長くにわたり、チャート記録紙への計測データ記録を行うアナログ式記録計やハイブリッド式記録計を販売し、多くのお客様に活用いただいています。システムの電子化・IoT化が進んだ現在においても、様々な分野で信頼性、視認性、長期保管の信頼性など多くのメリットによりチャート記録紙が利用されていますが、保管、検索や共有化等の課題解決のため電子化を検討されているお客様の声を多く聞いてきました。このようなチャート記録紙のメリットを最大限に残しつつ電子化を手助けするため、チノーでは長年の記録計販売実績による経験も活かし、チャート紙をPDFファイルとして作成する記録計を発売します。

PDFはアドビシステムズにより開発されて以降、現在では「電子化された文書」として国際的に認識されており、PC・タブレット・スマートフォンなど多くの機器で表示することができます。従来の計測結果を保存した電子データは、各メーカの用意した専用のPCソフト等で閲覧するかCSV等のテキスト形式で保存されるものが多く、視認性や再生環境の継続性の観点では問題もありました。しかしPDFファイルで保存することにより、これらの問題が解決し、また従来の電子データと共に保管することで両者のメリットを生かすこともできます。

現在、チャート記録紙で運用しているシステムでは、従来のチャート記録紙がPDF化されるだけで済み、運用を大きく変えることなく最小限のコスト、手間でシステムの電子化・IoT化を促進することができ、生産やデータ解析の効率化に大きく貢献します。

PDFチャートグラフィックレコーダ KR3D00の特長

  • 100mm、180mm、250mm幅のチャート紙をPDF作成
  • チャート紙と同サイズでのPDF出力のほか、A4、A3、レターサイズへ圧縮しての出力が可能
  • チャート紙の目盛は任意に設定可能
  • 必要な時間範囲のみのデータを抽出可能
  • PDFのパスワード保護機能により改ざん防止
  • 製品名、ロット番号等記録と紐づけされる情報の入力、印字に対応
  • バーコードによる情報入力、印字も可能(バーコードスキャナ別売)
  • ネットワーク機能(FTP、メール等)等多数の機能を搭載

目標販売台数

初年度 150台 次年度 300台

KR3D00シリーズ価格(税別)

12点入力仕様KR3D21-G0A-NNN550,000円                          
24点入力仕様KR3D41-G0A-NNN650,000円                          

KR3D00シリーズ