金型用温度計測

 
金型とは、素材の塑性または流動性の性質を利用し成形加工して製品を得るための、主として金属素材を用いてつくった型を総称します。
例えば、自動車のボディーは、金属板をプレス金型によって成形加工することで出来上がります。また、家電など樹脂製品はプラスチック材料を金型によって射出成形することで出来上がります。このように金属、プラスチック、ゴム、ガラス等の素材を、それぞれ目的とする製品の成形加工用に使用されるものが金型で、金型の品質如何が製品の良否を決定づけるものなのです。
一般社団法人 日本金型工業会 HPより抜粋

金属材料を打ち抜いたり曲げたりするプレス金型、圧力を加え材料を変形させる鍛造型、高温で溶かした鉄やプラスチックを流し込んで冷やし固めて成形する鋳造型などがあります。
プラスチック用は、射出成形、圧縮成形、移送成形、吹込成形、真空成形等の各種金型に分類され、プラスチック材料を加工して家電、自動車、雑貨類等あらゆる部品の製造のために使用されています。
CFRPとは、「Carbon Fiber Reinforced Plastics」の略で、「炭素繊維強化プラスチック」のことです。プラスチック樹脂を炭素繊維で強化することで、樹脂単体よりも高い強度や剛性を得ることが出来ます。近年、CFRP成型品が、飛行機や自動車部品としての利用が増えています。
金型の温度計測は、成形サイクルや成形品質に影響するため的確な温度計測が重要となっています。


用途例

低圧鋳造器の温度制御・監視装置
鋳造金型向けアルミ溶湯検知温度センサ
樹脂金型高速応答性温度センサ
CFRP金型精密測温用センサ
突出流体異常温度、材料切れ検知
熱間プレスの温度制御・監視装置

金型用温度計測関連製品

グラフィックレコーダ
KR3S00シリーズ
詳しい仕様はこちら
10.4形タッチパネル付き液晶ディスプレイを採用し、キーレス、マニュアルレスで簡単操作。精度±0.1%、測定周期1秒/全点です。
  • トレンド表示、バーグラフ表示、数値表示など各種表示機能を搭載
  • タッチペンで画面に文字やイラストを書き込みができ、データと一緒に保存可
デジタル指示調節計
DBシリーズ
詳しい仕様はこちら
  • PV、SVは大きく見やすいLED5桁表示。下部の表示部はバックライト付きLCDのドットマトリックス…文字表示が読みやすく動作表示も分かり易い
  • 読みやすい表示と併せて設定操作が容易
小形熱画像計測装置
CPA-L4シリーズ
詳しい仕様はこちら
  • 60フレーム/秒の高速測定
  • シャッタレス構造で切れ目のない連続計測
  • 1000BASE-Tの高速伝送
シース熱電対 SC
詳しい仕様はこちら
シース熱電対は、金属保護管(シース)の内部に熱電対素線を挿入し無機絶縁物 (高純度酸化マグネシウム)の粉末によって密封充填されており、絶縁性、機密性、応答性に優れ、高温やさまざまな悪性雰囲気の中での長時間連続使用にも抜群の耐久性を発揮します。