ファイバ式放射温度計 IR-FAシリーズ

IR-FAシリーズは、小指程度の小さな集光部で捉えた測定光(放射エネルギー)を小形BOX形状の本体部に収納された検出素子にまで光ファイバで導くファイバ伝送式の放射温度計です。 集光部が小さく、フレキシブルな光ファイバ伝送なので直接覗けない場所や狭い場所、電気的誘導障害の恐れがある場所での測定に有用です。

  • 光ファイバはMAX150℃まで冷却しないでも使用できます
  • 光ファイバは導電性が無いので誘導加熱や防爆雰囲気での使用に有利です
  • 測定ポイント確認用にレーザ投光のオプションも用意
  • 本体部は小形・軽量で、DINレール取付け
  • 低温用、中高温用、2色形など豊富な機種を用意

 

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本体部形式

機種 検出素子 形式
低温用 冷却形PbS IR-FACR
中高温用 InGaAs IR-FAI
Si IR-FAS
2色形 InGaAs/InGaAs IR-FAQI
Si/Si IR-FAQS
Si/InGaAs IR-FAQH

集光部形式

コア径400μm
名称 形式
集光部 測定距離と測定径 100mmでφ1mm IR-FL0□□□□
集光部 測定距離と測定径 1000mmでφ12mm IR-FL1□□□□
集光部 測定距離と測定径 500mmでφ5mm IR-FL2□□□□
集光部 測定距離と測定径 200mmでφ2mm IR-FL3□□□□
集光部 測定距離と測定径 200mmでφ4mm IR-FL4□□□□
集光部 測定距離と測定径 150mmでφ5mm IR-FL5□□□□
集光部 測定距離と測定径 600mmでφ20mm IR-FL6□□□□
集光部 測定距離と測定径 1000mmでφ8mm IR-FL8□□□□

コア径800μm(低温用)
名称 形式
集光部 測定距離と測定径 150mmでφ10 IR-FL5□□□□
集光部 測定距離と測定径 600mmでφ40 IR-FL6□□□□
集光部 測定距離と測定径 200mmでφ13 IR-FL7□□□□

電源ユニット形式

名称 形式
電源ユニット IR-ZFEP

標準目盛

機種 検出素子 測定範囲 集光部
単色形  冷却形PbS 70~250℃
100~300℃
IR-FL5□、IR-FL6□、IR-FL7□(コア径800μm)
250~800℃ IR-FL0□、IR-FL1□、IR-FL2□、IR-FL3□、IR-FL4□(コア径400μm)
150~500℃
250~800℃
IR-FL5□、IR-FL6□(コア径400μm)
300~800℃ IR-FL8□
InGaAs 150~450℃
200~700℃
250~1000℃
300~1300℃
IR-FL5、IR-FL6
250~1000℃
300~1300℃
350~1600℃
IR-FL0、IR-FL1、IR-FL2、IR-FL3、IR-FL4、IR-FL8
Si 400~900℃
500~1200℃
600~1800℃
700~2400℃
IR-FL5、IR-FL6
600~1800℃
700~2400℃
800~3000℃
IR-FL0、IR-FL1、IR-FL2、IR-FL3、IR-FL4、IR-FL8
2色形 InGaAs/InGaAs 300~1200℃
400~1500℃
IR-FL5、IR-FL6
400~1500℃ IR-FL0、IR-FL1、IR-FL2、IR-FL3、IR-FL4
450~1500℃ IR-FL8
Si/Si 800~1600℃
1000~2000℃
R-FL0、IR-FL1、IR-FL2、IR-FL3、IR-FL4、IR-FL5、IR-FL6
850~1600℃
1000~2000℃
IR-FL8
Si/InGaAs 600~1500℃
700~2000℃
800~2400℃
1000~3000℃
IR-FL0、IR-FL1、IR-FL2、IR-FL3、IR-FL4、IR-FL5、IR-FL6、IR-FL8

仕様

本体部
形式 IR-FAC IR-FAI IR-FAS IR-FAQI IR-FAQS IR-FAQH
測定方式 単色形 2色形
検出素子 冷却形PbS InGaAS Si InGaAs/InGaAs Si/Si Si/InGaAs
測定波長 2.0μm 1.55μm 0.9μm 1.55/1.35μm 0.85/1.00μm 1.55/0.9μm
精度定格 70℃以上300℃未満:±4℃
300℃以上500℃未満:±5℃
500℃以上:測定値の±1.0%
1000℃未満:±5℃
1000℃以上1500℃未満:測定値の±0.5%
1500℃以上2000℃未満:測定値の±1%
2000℃以上:測定値の±2%
再現性 2℃以内 0.2℃ 
温度ドリフト 0.2℃/℃ 0.1℃または測定値の0.015%/℃のどちらか大きい値 0.2℃/℃または測定値の0.02%/℃のどちらか大きい値
分解能 70℃以上100℃未満:約3℃、
100℃以上200℃未満:約2℃、200℃以上:約0.5℃
0.5℃ 1.0℃
応答時間 0.01s 0.04s
放射率(比)補正 放射率設定値:1.999~0.050※1 放射率設定値:1.999~0.050 放射率比設定値:1.999~0.050
信号変調 DELAY:平均値のトレース(スムージング)変調度0.0~99.9s、0.1sステップ任意設定)、変調度0=REAL、
PEAK:最高値のトレース(変調度0、2、5、10℃/s 選択設定)、変調度0=ピークホールド) 
表示方式 LCD 4桁(温度表示部、パラメータ表示部) 
アナログ出力 4~20mA DC アイソレート出力(負荷抵抗500Ω以下)
精度定格:出力範囲の±0.2%
出力分解能:出力範囲の0.01%
出力スケーリング:測定温度範囲内で任意に設定可能
模擬出力:アナログ出力の0~100%の範囲内で任意に設定可能 
接点出力 2点、上限・下限・上上限・下下限警報、エラー信号から選択
フォトカプラ30V DC、最大50mA
1点、上限(下限)警報またはエラー信号。フォトカプラ30V DC、最大50mA 
接点入力 1点、ピークホールドリセットまたはサンプルホールド。ドライ接点またはオープンコレクタ 
操作キーによる設定パラメータ オペレータモード:放射率の設定、信号変調、警報などの設定
エンジニアリングモード:出力スケーリング、ゼロ、スパン、自動放射率演算の基準温度入力、出力補正などの設定、オプション機能の設定
オペレータモード:放射率比の設定、信号変調、警報などの設定
エンジニアリングモード:出力スケーリング、ゼロ・スパン、自動放射率比演算の基準温度入力、出力補正などの設定。オプション機能の設定
演算機能 ゼロ・スパン調整。自動放射率演算※2。出力補正 ゼロ・スパン調整、自動放射率演算、出力補正 ゼロ・スパン調整、自動放射率比演算、出力補正
自己診断 機器温度異常、パラメータエラー 
オプション レーザ投光機能 半導体レーザ投光器内蔵、レーザ光は1mW以下(645nm)クラス2。(高感度形はレーザ投光内蔵は不可) 
アナログ入力 入力信号:4~20mA
放射率の遠隔設定または自動放射率演算の基準温度入力設定を選択
入力信号:4~20mADC
放射率の遠隔設定または自動放射率比演算の基準温度入力設定を選択
通信インターフェイス RS-485
測定データ(小数点以下1桁)の送信、各設定のパラメータの送信および受信 
使用温度範囲 5~40℃ 0~50℃ 
定格電源 24V DC(許容電圧変動範囲22~28V DC) 
消費電力 最大15VA 最大3VA(約130mA) 
接続方法 クランプ式ネジなし端子接続 
取付方法 DINレール取り付けまたは壁取り付け 
ケース・材質 鋼板製 樹脂製 
外形寸法・質量 W140×H110×D65mm、約1.0kg
(本体部のみ)
W90×H90×D60mm、約250g(本体部のみ) 
CEマーキング適合 CEマーキング適合(EMC指令:EN5501 Group 1 Class A、EN50082-2) 
※1 測定温度70~80℃ではε≒1.0~0.8、80~90℃ではε≒1.0~0.6が補正有効範囲です。
※2 キー設定またはオプションのアナログ入力で基準入力温度をインプットし、自動的に放射率(比)を演算します。

ファイバ部
  コア径400μm コア径800μm(低温用のみ)
ファイバ 単芯石英ファイバ
外装 ・金属保護管なし(耐熱被覆・ガラスウール編組)
・金属保護管あり(耐熱被覆・ガラスウール編組+SUSフレキシブルチューブ)
耐熱 0~150℃ ・測定温度70~120℃のとき:0~50℃
・測定温度120℃以上のとき:0~80℃
長さ 低温用・・・2m、4m、5m
中高温用・2色形用・・・2m、4m、5m、10m、15m、20m
2m
許容曲げ半径 R100mm R150mm

※その他の仕様はカタログをご覧ください。